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今日は浜松へ泊まり出張。
なので夜は当然？飲みました。（今ホテルにチェックイン）

今日、一緒に飲んだのは自分のMy Blog listにも入れているプライバシーコンサルタントの佐野さん。
佐野さんは自分よりも少し年上なんだけど、同じ目線で話できる貴重な人なのでお酒を飲みながら話してるとすんごい楽しいです。
以前はベンチャーリンクやYahooに在籍していたこともあって、本当にインターネットのことをよく知っているし、自分的にもすごい勉強になります。
佐野さんとは佐野さんが今の会社に入る直前のYahoo在籍時代に知り合いました。

彼の今の仕事は、今年4月1日から施行された「個人情報保護法」に対して企業がどう取り組んでいくかをアドバイスする名付けてプライバシーコンサルタント。
具体的にはプライバシーマーク(通称Pマーク）やTRUSTeを取得したいと考えている企業に対して適切なコンサルティングを施すのがメインの仕事です。
当然コンサルティングするからにはそれ相応の知識が必要になってきます。

こんなこと書いていいのかどうかわからないですが(支障あったら言って下さいね。佐野さん！）2年ほど前の彼はどうだったかというと普通のシステム会社の営業マン。
システム会社の営業マンとして必要な知識は備わっていたのですが、個人情報保護のコンサルティングに関しては当時は知識ゼロ。
しかし、彼は個人情報保護法の施行前後には必ずコンサルティングのニーズが発生すると読んだ。

でまずすごいのは「プライバシーコンサルタント」と名刺に入れたこと。
名乗ったのがまずスゴイ。
当時の佐野さんを知ってるから言いますが、すぐにコンサルしてよ！って頼んでもおそらく発注側は満足を得るまでには至らなかったと思う。

それでも彼は「プライバシーコンサルタント」と名乗った。

なぜか？？？？

名乗らないと何も始まらないからです。

それ相応の知識をつけてから名乗るのは誰でもできる。
けどそれでは遅いのです。おそらく本当においしい（＝ビジネスになる）部分はとうの昔に別の人間に持っていかれているでしょう。
特にネットの世界ではそれが顕著に表れる。
「名乗れるようになれば名乗ろう」ってのは誰でもできることだし、それじゃいつになったら名乗れるようになるのか？ってのは本人でもわからない。
名乗れるようになるまでどれだけのビジネスチャンスを逃しているかを考えるとおそらく途方もない数字になると思う。

人間弱いものなのでおそらくズルズルといって、そういう考えではおそらくいまだに名乗れてないかも知れない。
それよりも名乗ることによって自らを追い込み、名乗る以上はそれ相応の知識を身に付けねば仕事なんて取れないと判断し、名乗ることによって知識の習得スピードをUPさせようと考えたのだと思います。

で今は一流のプライバシーコンサルタント。（ハンパない知識量！）
コンサルの依頼も全国各地から入ってる。

名乗ること自体は簡単なこと。
「自分は社長です」と名乗れば世の中は「社長さん」という目で見てくれる。
けども、名乗り続ける為にはそれ相応の仕事内容が要求される。
社長だと名乗った以上は会社が存続し続けないと名乗り続けることができない。
要は名乗ったものと実際の今の自分とのギャップをいかに埋めるか？ってのが勝負の分かれ目になると思います。

名乗るのは簡単だけど名乗り続けるのはそう簡単なことじゃない。
実際の収益がないと名乗り続けることはできないし、収益がないのに名乗り続けてるとしたらそれは世間からみると「なんちゃって○○」になってしまう。
そんな「なんちゃって○○」に仕事を依頼し続けるほど世間は甘くない。
けども「名乗れるようになるまでがんばろう」よりも、先に名乗ってギャップを埋めていくほうが近道だと思います。
名乗っった以上はそれ相応の仕事しないといけないので、いやがうえでも知識を習得せざるを得ない状況に追い込まれる。
実際に「これ習得しないと仕事にならない」って人と「いつか○○と名乗るために勉強しよう」って人では差は歴然です。

今日佐野さんと飲んでてそういうことを強く感じた。

まず名乗った。そっから自分のギャップを埋めるために勉強し努力し、今や立派なプライバシーコンサルタントとなった佐野さんをリスペクト！

＜追記＞
かと言ってちゃんとした資格が必要なのにそれも無いまま名乗るっては違いますよ。
つい最近もありましたが、医師免許持ってないのに医者だと名乗ったり。。。（笑）

■関連サイト
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