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なんかのののさんのエントリー（TRACKBACK先参照）に影響されて今の仕事（IT関係）についてなぜたずさわることなったのか色々考えてみました。
行き着くところはやはり僕の大好きなDJであるYOJI BIOMEHANIKAさんになります。
19歳か20歳ごろの時に初めてYOJIさんのイベントに行きました。世界的に有名になっちゃった今では考えられないでしょうが、当時は今は無きミナミのQoo（クー）というクラブディスコ（当時は純然たるクラブなんて表立ってはほとんど存在しない時代でした。だってジュリアナ東京の成熟期だったもん)で毎週木曜日にYOJIさんのイベントがありました。
行きだしたキッカケはこれがまた偶然で、大学時代からの大親友で、今は大阪のNo.1FM局でDJしてるTにさそわれて行ったのが始まりです。
今でも初めてYOJIさんを見たあの強烈なインパクトはハッキリと覚えています。実際パッとみ、男か女かも見分けがつかなくてけど強烈なオーラを発していました。当時はDJがMCも入れるというスタイルが主流だったのでYOJIさんがDJブースに入るとまずはマイクとその他の音の調整をするってのがお決まりでした。
あの当時の光景はすごかった！前座のDJがまわしている時はほとんどだれもフロアで踊ってないんですね。けどYOJIさんがブースに入って音響関係をいじくって「CHECK1・2、CHECK1・2」とマイクをテストすると同時に「どこにこんな人が居てん！！！」っていう位に速攻でフロアが満杯になったんです。その時のフロアにいる人間の気持ちとしては「さぁそろそろYOJIの出番やー！」って感じでしょうか？
そういう圧倒的なカリスマ性に僕もTも引き込まれて、初めて行ったイベントが終わって速攻で次の日に【ターンテーブル一式】を2人で大阪の日本橋に買いに行きました。
※今でこそ当たり前の光景ですが当時は楽器屋に行ってもターンテーブルって置いてたり置いてなかったりっていう時代だったんです。。。
んで2人してYOJIさんにはまってしまって、ターンテーブルいじくりまくり、レコード買いまくりの日々でした。んでしばらくして、当時はMIX CDという言葉はなくDJは普通テープに自分のPLAYを録音してたのですがPCを使えばCDに出来るとわかって、PCを買いました。しかもジャケット（インデックスシート）もPCを使えばかっこよくデザインできるというのがわかって、イラストレータとフォトショップを覚えました。
それで色々インターネットの事も覚えたし、色々なソフトも覚えました。
結局は、今の僕の仕事は当時があったから就けているわけで、これは決して言いすぎじゃないのですがYOJIさんに出会って人生が変わりました。
もしあの頃YOJIさんに出会っていなければ絶対にDJに興味も持たなかったし、PCを買うのももっと遅かっただろうし、更に使いこなすまでにはもっと多くの時間を要していたと思います。なので今の職業に就いてないと思うし、就くことさえ想像すら出来ていなかったと思います。

というわけでYOJIさんには感謝感謝です。ちなみに今やその活動の幅をワールドワイドに展開しているYOJIさんですが、すごくいい人です。今でもTと一緒にイベント行ったら楽屋とかに入れてもらって直接話したりする機会がたまにあるのですが、ポリシーは僕が出会った当初から変わってないと思います。人間ってなかなかポリシーを曲げずに生き続けることって難しいと思うのですが（どっか妥協してしまいがち）あれだけポリシーを曲げず、しかも成功してるって本当にスゴイことだと思います。
どんな職業でもそうですが、お客さんが居てナンボの世界です。そこで自分の本来のスタイルを押し通すってのは本当に難しいと思います。
時には軌道修正しないとダメだろうし、妥協も必要になる局面もあるかと思います。

ちなみに公式サイトに過去にリリースしたトラックリストが乗っているのですが、僕は全てアナログ盤で持ってます。過去の作品はオークションでは数万円で取引されているようです。当時は約1,000円で買ってることを考えると数十倍の値段で取引されてるんですよね。全く持って売る気はないのですが、2枚ずつ買っておけばー・・・・・・ってちょっとだけ思う今日この頃です。


【TRACKBACK元】http://www.awazon.net/archives/000032.html